…森林セラピーの生理実験調査では、12名の男性被験者(大学生)を集め、6名ずつ2班のチームが2日で都市・森林を調査します。 1km程度の運動と、座って風景を見る「座観」により、どのような生理的変化が見られるかを測定。また唾液からストレスホルモンの量などを計測し、それぞれの環境が体に与える緊張度を把握します。 この評価には、ほかにも反応速度や心拍数、心理テストなども加味され、拠点となる宿泊施設の出発前後の測定も含まれています。また実験を行なった場所の温度、湿度、フィトンチッドやマイナスイオンの量、日照度なども測定されデータ化されました。 これらの実験では、被験者の生理的変化やストレスの発生を抑えるため、非常に厳格な調査体制が求められます。
この調査の結果、森林の環境におけるストレスホルモンの減少や心身のリラックス度が、具体的な数値として現れてきました。
…さらに飯山市では生理実験に引き続いて、日本医科大学の李先生が特別実験を実施。特にストレスにさらされていると判定された被験者が森林を歩き、血液中の成分を測定しました。
その結果、ガン細胞を攻撃する「NK細胞」の数、活性度とも大きく上昇することが判明。森林浴がガンの発生を予防する効果が、世界で初めて立証されました。 森林浴ではガンの抑制のみならず、免疫細胞の活性化による様々な効果が期待されます。
(写真は同実験地の飯山市「母の森・なべくら高原」) |