コウヤマキって、どんな木?
平成18年9月6日にご生誕された悠仁(ひさひと)親王のお印が、コウヤマキになりました。コウヤマキは紀伊・高野山辺りに多いことから命名されたといわれていますが、木曽でも非常に優れた木材として古くから知られ、江戸時代には伐採を禁じ保護された「停止木(ちょうじぼく)」として指定されていました。現在でも、木曽五木(ヒノキ、サワラ、ネズコ、アスナロ、コウヤマキ)のひとつとして親しまれています。
このコウヤマキ、乾燥した尾根筋を好みます。木曽では分布数が少なくなっており、特に天然ものは貴重な森林資源の一つ。桶職人の方にお話を聞くと、「耐水性に優れ、かつては船の材料にも最適だった。いま風呂桶を作るなら、高価だけどコウヤマキがいちばん薦められるよ」とのこと。長く水湿に耐える点では、木曽五木で最高だそうです。
木曽地方では庭木としても数多く育てられていますが、国有林などでは天然木も見られます。赤沢自然休養林では、姫渕の吊橋の対岸から右側の山に、円錐状で先端が分岐した特徴的な樹形を見ることができます。スッと直立した姿は、一度覚えれば見分けられることでしょう。
ぜひ、木曽を訪れた際には山々の風景にも目をこらしてみて下さい。
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| コウヤマキの苗木 | 天然林では、垂直に伸びた樹冠がみられます |